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6. 自分好みのOnelinerにするには

Onelinerのカスタマイズ項目について解説します。

`oneliner-init-hook'
onelinerの起動時初期化ルーチンへのフック
(デフォルト:nil)

`oneliner-comint-send-hook'
oneliner-comint-send()用のフック。このフックはoneliner-comint-send()関数の最後で実行される。 (デフォルト:nil)

`oneliner-keep-temp-file'
Non-nilでテンポラリファイルを消さずに置いておく動作になる
(デフォルト:nil)

`oneliner-show-top-of-pipe-buffer'
Non-nilでパイプバッファ表示時にバッファの先頭に飛ぶ
(デフォルト:nil)

`oneliner-beep'
Non-nilでコマンドの実行終了時にビープを鳴らす
(デフォルト:nil)

全てのコマンドの実行終了時にビープが鳴るわけではありません。 `oneliner-beep-time' も参照してください。

`oneliner-beep-time'
oneliner-beepがNon nilの時、コマンド実行に何秒以上かかったらbeepを鳴らすかを指定する
(デフォルト:3)

`oneliner-pwd-command-on-shell'
シェルがカレントディレクトリを返すコマンド
(デフォルト:" \\pwd")

デフォルトで 先頭にスペースを入れている理由は bashのヒストリに残らないようにするためです。 コマンドをエスケープしているのは シェルのエイリアス機能をOFFにするためです。

`oneliner-complement-newline-for-input'
Non-nilで入力パイプバッファの末尾に改行が無ければ補う
(デフォルト:nil)

echo -n abc | 等を実行すると通常改行が出力されません。これでは、そのバッファを出力に 使う時に改行が無くなり、ソフトウェアによっては、1行として認識されないことがあります。 これを補うためにも Non-nilにすることをお勧めします。

`oneliner-sync-default-directory-after-prompt'
Non-nilで プロンプトが出る度に`*Oneliner shell*'バッファとシェルのカレントディレクトリを同期する
(デフォルト:nil)

Emacs標準のshell.elでは、 cd コマンドで シンボリックリンクを辿ったり `cd ..' したりした場合、 シェルのカレントディレクトリに`*shell*'バッファが追従するのを失敗することがあります。 Onelinerでは、この機能でカンレントディレクトリの同期に失敗することはありません。 それは、Onelinerがシェルのプロンプトに含まれるカレントディレクトリ文字列を毎回読み込むことで ディレクトリ同期を実現しているからです。

`oneliner-indirect-buffer-alist'
指定パイプバッファと通常のバッファをindirect機能で写像する
(デフォルト:nil)

パイプバッファの番号と、それを indirectするバッファ名をリストで指定します。

例えば、9番を `*scratch*' にindirectすると、`*Oneliner pipe*9' と `*scratch*' が常に 同じ内容で保たれます。良く使うバッファを写像すると便利です。

`oneliner-handle-control-codes-flag'
Non-nilで`*Oneliner shell*'バッファに出力されたコントロールコードを処理する
(デフォルト:nil)

Emacs標準のshell.elでは、ホームフィード等の文字が表示された場合、表示が乱れますが、 Onelinerではこの機能で正しく処理しています。
これによって wget や apt-get の実行時に表示が乱れることを防ぐことができます。

`oneliner-outpipe-busy-check'
Non-nilでパイプバッファ出力中は、シェルコマンド実行できなくする。 (デフォルト:nil)

`oneliner-display-evaled-value-flag'
Non-nilでパイプバッファの評価後、結果を表示する。
(デフォルト:nil)

`oneliner-eol-for-write'
テンポラリファイルの改行コードのタイプ。 タイプは[default,unix,dos,mac]より選択可能。 (デフォルト:nil=default)


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This document was generated by Kiyoka Nishiyama on December, 7 2003 using texi2html